第12戦 リオGP
■開催日:2002年9月21日(土)■開催地:リオ/ジャカレパグア(1周4.933km)
■周回数:24周(118.392km)■天候:雨19度■路面温度:22度■観客:41,000人
■PP:M.ビアッジ(ヤマハ/1分50秒568)■FL:C.チェカ(ヤマハ/1分59秒827)


2位表彰台を獲得したビアッジ・YZR-M1


ビアッジ2位獲得でランキング2位浮上

 第12戦ブラジル大会でV.ロッシ(ホンダ)が優勝。シリーズポイントを270としてシーズン終了を待たずにチャンピオンを決定した。ヤマハ勢ではマールボロ・ヤマハ・チームのM.ビアッジが2位を獲得。一方チームメイトのC.チェカは一時トップを奪う活躍を見せたものの、転倒してリタイアとなった。
 チェカはスタート・ミスで最後尾からの追い上げ。オープニングラップの終了時点で15位まで上がると、2周目に12位、そして5周目には早くも5位に上がりトップグループを視界に捕らえハイペースで追いかける。ベストラップで周回を続けるチェカはまもなくK.ロバーツ(スズキ)とビアッジをパスして2位浮上。さらにはロッシをも捕らえて16周目、ついにトップに躍り出た。ところがそれからまもなくのコーナー進入でリアを滑らせて転倒。再スタートを試みたがエンジンがかからずリタイアを余儀なくされた。
 これでロッシがトップでチェッカー。2位にビアッジ、3位にロバーツが続いた。ビアッジはポイント上のライバルの宇川徹(ホンダ)が転倒・ノーポイントに終わった
こともあり、ランキング2位浮上を果たしている。 アンテナ3ヤマハ・ダンティンの阿部典史はL.カピロッシ(ホンダ)、O.ジャック(ゴロワーズ・ヤマハ・テック3)と激しい5位争いを展開。カピロッシがわずかに勝り阿部、ジャックの順でチェッカー。ジャックのチームメイトの中野真矢は転倒リタイアとなった。



M.ビアッジ選手談:
「ウェット・コンディションだったがマシンの状態が良く気分良く走ることが出来た。ポイントを気にするよりも自分の最高の走りを目指していたが、ピットボードで宇川の転倒を知ったあとは、やはりペースを抑えて2位獲得、つまりランキング2位浮上を狙った。シーズン序盤の状態を思い出してみれば、2位まで上がってこられたのは素晴らしい。すべてはヤマハとチームのおかげ。とても感謝している。それからロッシにはおめでとうを言いたい。僕はこれから宇川とのポイント争いに専念するだけ」

C.チェカ選手談:
「スタート時、1速に入っていると思っていたのに違っていたようだ。最後尾になってしまったが、そこで焦らず“大丈夫、とにかくベストを尽くそう”と自分に言い聞かせて追い上げを開始した。バイクもタイヤも調子が良く走りに専念することができたおかげで、見る見るうちにトップグループが見えてきたが、これには自分でも驚いているほどだ。ビアッジとロッシをパスして、さらにロッシまで抜いてしまった。前に誰もいなくなりこれで自分のペースで走れると思った矢先、テールが流れて転倒した。今回の走りを見ればわかる通り、M1はとても速いバイクになった。100%信頼を置いているからこそ来年の契約も行ったのだ。今日の結果は残念だが気持ちを切り替えて次に臨む」

阿部典史選手談:
「前回の雨のポルトガルはグリップ感がなく苦しんだが、今日はその時と違ってとてもよくグリップし状況がつかみやすかった。このコンディションでスピード、順位ともに悪くないが、4ストロークマシンとの差は大きい。ジャックをパスしたあとカピロッシと競りあったが、彼のスピードについていくことが出来なかった。次はドライで走りたい」


J.L.カルドソ選手談:
「1コーナーの加藤のクラッシュを避けようとしてコースアウト、大きく順位を下げてしまった。マシンが好調だったおかげで何台か抜き返し11位でまで挽回することが出来た。メカニックたちの努力に感謝している。もう一度一緒に組みたい」

O.ジャック選手談:
「今朝のウォームアップで問題が発生し、セットアップを予定通りに進めることが出来なかった。そうした状況とこのコンディションを考えれば7位は悪くない結果だ。バロス、阿部とのバトルは激しく、2度も転倒しそうになったのでそれ以上無理は出来なかった」


中野真矢選手談:
「スタート直後にチェカに追突しそうになり遅れてしまった。それでもそのあと何台が抜いてマッコイ、カピロッシに追いつき、さらにマッコイを抜こうと仕掛けたところでハイサイドしてしまった。マシンが好調だっただけにとても悔しい結果だ」

G.マッコイ選手談:
「スタートがうまくいって3位くらいにつけた。ところがすぐにシールドが曇って前が見えなくりペースを上げられなくなってしまった。なんとか我慢して走っていると、レース後半で誰かが抜いていったので彼について行くことにした。するとコンマ5秒もタイムが上がったんだ」

J.ホプキンス選手談:
「フロントが切れ込んで転倒。おそらくフロント・タイヤの選択ミスとセッティングが詰め切れなかったためだ。悔しい」


第12戦 リオGP決勝結果

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 V. ロッシ Repsol Honda Team Honda 49'9.516
2 M. ビアッジ Marlboro Yamaha Team Yamaha +1.674
3 K. ロバーツ Telefonica Movistar Suzuki Suzuki +18.764
4 A. バロス West Honda Pons Honda +24.759
5 L. カピロッシ West Honda Pons Honda +32.354
6 阿部典史  Antena3 Yamaha D'antin Yamaha +34.360
7 O. ジャック Gauloises Yamaha Tech 3 Yamaha +44.250
8 S. ジベルナウ Telefonica Movistar Suzuki Suzuki +57.150
9 J. v. d. グールベルグ Kanemoto Racing Honda +1'9.987
10 G. マッコイ Red Bull Yamaha WCM Yamaha +1'17.611
11 J.L. カルドソ Antena3 Yamaha D'antin Yamaha +1'20.837
12 青木宣篤 Proton Team KR ProtonKR +1'50.774
13 原田哲也 Pramac Honda Racing Team Honda +1lap(s)
14 J. ホプキンス Red Bull Yamaha WCM Yamaha +1lap(s)

 



ポイントランキング
順位 ライダー マシン POINT
1 V.ロッシ Honda 270
2 M.ビアッジ Yamaha 164
3 宇川徹 Honda 156
4 A.バロス Honda 118
5 C.チェカ Yamaha 116
6 阿部典史 Yamaha 109
250ccクラス | 125ccクラス

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