第13戦 パシフィックグランプリもてぎ
■開催日:2002年10月6日(日)■開催地:ツインリンクもてぎ1周4801m
■周回数:24周115.24km■天候:曇り■気温27度・湿度49%・路面温度40度■観客:54,860人
■PP:加藤大治郎(ホンダ/1分49秒052)■FL:A.バロス(ホンダ/1分49秒947)


決勝5位のチェカ/ワイルドカード参戦の吉川は12位を獲得


チェカが5位、ビアッジはリタイヤに終わる

A.バロスと.V.ロッシのホンダ勢のトップ争いとなった決勝は、終盤バロスが逃げ切って今季初優勝を果たした。ヤマハ勢ではC.チェカが5位、O.ジャックが7位、阿部典史が8位となった。

柳川明(カワサキ)のワイルドカード参戦で、国内4メーカーが世界最高峰クラスに20年ぶりに顔を揃えた今大会。ヤマハ勢では吉川和多留がワイルドカードで参戦しYZR-M1を駆った。これで4ストYZR-M1は、ビアッジとチェカと合わせて3台の出場。4スト車も5銘柄11台(ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキ、アプリリア)に増え、出場台数の半分を占めた。

 決勝はカピロッシ(ホンダ)の好スタートで始まり、序盤はロッシ、カピロッシ、バロス、加藤大治郎(ホンダ)、ビアッジ、ロバーツ(スズキ)で進むが、5周目にバロスが首位に。後半19〜20周目には再びロッシがトップを奪うが、ラスト4周でバロスがトップを奪い返し逃げ切った。
 加藤が9周目にマシントラブルで後退し、これで4番手に順を上げたビアッジだったが、15周目にフロントタイヤにトラブルが発生しリタイヤに終わる。チェカは序盤の9番手から徐々に追い上げ5位で終了。O.ジャックは序盤の11位から追い上げてヤマハ2スト勢では最上位の7位、阿部は8位となった。



M.ビアッジ選手
「柔らかいタイヤにしたのが間違いだった。タイヤが煙りを吐き出してしまい、もう2、3周はできそうだったが、レースを続けることは無理だと判断した。YZR-M1は他の4ストマシンに比べて柔らかめのタイヤを履いているが、今回のレースではその選択が裏目になったようだ。フリー走行のときもいつもと同じように速く走れていて、いい結果がでると思っていたのだが…。今日の結果は残念だが、マレーシアで今季2勝目を狙いたい」


C.チェカ選手
「昨日までと同じフィーリングを掴めなかった。午前中のウォームアップ時、すでに感触が違う感じがしていたので、セットアップを変えてみたが、やはりフロントの感覚が今ひとつだった。データを分析して、原因の究明をしなくてはならないようだ。今日は、ブレーキングや早い切り返しが思うようにいかなかったし、マシンの寝かしこみでも感触は、今ひとつだった。」


J・ホプキンス選手
「序盤はいい感触で走れた。タイヤの感触もよかったが、後半になってから、滑るところが多くなってきた。ペース配分も思ったようにできず、結局順位を下げてしまった」



G.マッコイ選手
「スタート直後にエンジンが一瞬吹けない感じがした。調子が戻ったときには、すでに先頭集団は前方に行ってしまっていた。後方グループの選手は、ライン取りもクロスしていたので、かなり競り合いがタフだった」


阿部典史選手
「スタートはまずまずでしたが、1周目にチェカにあっさり抜かれてしまい、しばらく4ストの後を追いかける形になりました。でもチェカとロバーツの4スト勢についていくのは厳しくて、終盤は後ろから来たジャックとの一騎打ちに。最終ラップで狙ってくるのは分かっていましたが、結局やられてしまいました。マレーシアでも全力を尽くします」


O.ジャック選手
「全体を通して考えるといいレースができたと思う。前を走る阿部選手が速く、安定した走りをしていたので、彼について行くことにした。これも今日の結果に繋がっていると思う。今日の走りには、本当に満足している。マレーシアでの、新しいページの始まりに期待している」


中野真矢選手
「悪い夢を見ているような結果です。途中でコースにオイルが出たり、跳ね上がってきた小石でスクリーンが割れたりというハプニングがあり、ペースを上げられませんでした。YZR500で最後のレースがこんな形で終わってしまうのはとても残念です。マレーシアからはYZR-M1に乗ることになりますが、まずはスイッチを切り替える時間が必要です」


吉川和多留選手
「自分自身のミッションの80%は達成できたのではと思います。マシンが完全に自分のものになりきっていないこともあり、決勝ではスタート直後の集団にうまく入り込めませんでした。あと1秒タイムを上げ、早い段階でリズムがつかめればもう少し上位に食い込めたと思います。また今回は色々な意味で参考になりました。この経験を全日本の残り2戦への弾みとしたいですね」



第13戦 パシフィックGP決勝結果

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 アレックス・バロス West Honda Pons Honda 44'18.193
2 バレンティーノ・ロッシ Repsol Honda Team Honda 44'20.554
3 ロリス・カピロッシ West Honda Pons Honda 44'26.585
4 宇川 徹 Repsol Honda Team Honda 44'37.033
5 カルロス・チェカ Marlboro Yamaha Team Yamaha 44'43.949
6 ケニー・ロバーツ Telefonica Movistar Suzuki Suzuki 44'48.114
7 オリビエ・ジャック Gauloises Yamaha Tech3 Yamaha 44'51.815
8 阿部 典史 Antena3 Yamaha D'antin Yamaha 44'52.200
9 青木 宣篤 Proton Team KR ProtonKR 44'54.862
10 ジェレミー・マクウィリアムス Proton Team KR ProtonKR 44'56.268
11 レジス・ラコーニ MS ApriliaRacing Aprilia 45'07.952
12 吉川 和多留 Yamaha Racing Team Yamaha 45'08.094
13 ユルゲンv.d.グルーベルグ Kanemoto Racing Honda 45'08.502
14 ジョン・ホプキンス Red Bull Yamaha WCM Yamaha 45'10.984
15 原田 哲也 Pramac Honda Racing Team Honda 45'11.093
16 中野 真矢 Gauloises Yamaha Tech3 Yamaha 45'19.398
17 ギャリー・マッコイ Red Bull Yamaha WCM Yamaha 45'21.145
DNF マッシミリアーノ・ビアッジ Marlboro Yamaha Team Yamaha 27'54.715(-9Laps)
DNF 加藤 大治郎 Fortuna Honda Gresini Honda 14'59.756(-16Laps)
DNF 柳川 明 Kawasaki Racing Team Kawasaki 11'23.416(-18Laps)
DNF セテ・ジベルノー Telefonica Movistar Suzuki Suzuki 9'23.155(-19Laps)
DNF ペラ・リバ Antena3 Yamaha D'antin Yamaha DNS

 



ポイントランキング
順位 ライダー マシン POINT
1 V.ロッシ Honda 290
2 宇川徹 Honda 169
3 M.ビアッジ Yamaha 164
4 A.バロス Honda 143
5 C.チェカ Yamaha 127
6 阿部典史 Yamaha 117
250ccクラス | 125ccクラス

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