第3戦 スペインGP
■開催日2002年5月5日(日)■開催地:スペイン・ヘレス(1周4.423Km)
■27周(119.421km)■天候:晴れ20度■路面温度:25度■観客:150,000人
■PP:V.ロッシ(ホンダ/1分42秒193)■FL:V.ロッシ(1分42秒920)


ヤマハ勢最高の6位を獲得した阿部


YZR500を駆る阿部典史が6位を獲得

 アンテナ3ヤマハ・ダンティンの阿部典史が6位を獲得。シリーズポイントでもC.チェカに代わってヤマハ勢最高の5位に浮上した。
 チェカ(マールボロ・ヤマハ・チーム)は最終ラップ、6位走行中にYZR-M1の電気系トラブルでリタイア。シリーズランキングでは6位に後退。一方、チームメイトのM.ビアッジは絶好のスタートで上位につけ順調に走行していたが、2周目になってブラックフラッグが提示されフライングの罰則。ビアッジはこれに気づかずそのまま3周を走行しその後ピットイン。またO.ジャック(ゴロワーズ・ヤマハ・テック3)にもフライングの黒旗が出されて10秒間のピットストップ。ジャックは17位でレースに復帰し11位でゴールを果たした。
 優勝はV.ロッシ(ホンダ)。加藤大治郎が2位を獲得した。



阿部典史選手談:
「スタート自体は悪くなかったのに1コーナーで抜け出せず好位置につけることができなかった。それでもバイクの調子がとても良かったので徐々にポジションを上げ、終盤はチェカとのバトルになった。最終ラップ、ついにチェカを捕らえパスしたら、そのあとすぐに彼のマシンが止まってしまった」

P.リバ選手談:
「集団についていこうとしたがどうしてもペースに乗り切れなかった。鈴鹿で怪我をした肩がいうことをきかず、コーナーではらんでしまう。この状態で走っても危険を冒すばかりだと思いリタイアを決意した」

O.ジャック選手談:
「いい調子で走っていたが、ボードを見てペナルティを知った。復帰後も何台かをパスしてポジションを上げたが、やはりモチベーションを維持するのは難しかった。精一杯やったことには満足しているが……」

中野真矢選手談:
「スタートは悪くなかった。マシンも順調で、バックストレート手前でマクウィリアムスをパス。ところがそのあとのヘアピンでフロントがすくわれたようになり、はらんでコースアウトしてしまった。なんとかレースを続けたが、はじめは集中できずきつかった。結局ノーポイントに終わってしまったが、あの時点ではわからなかったことだから、やはり全力を尽くすしかなかったのだと思う」

G.マッコイ選手談:
「右ひざの問題で、とくに右コーナーは苦労した。周回を重ねるごとに状況は悪くなっていったが、一方でマシンがいい感じでスライドするようになってからラップタイムが上がってきた。体調とグリッドポジションから考えれば、今日の結果は最高のものだったと思う」

J.ホプキンス選手談:
「総合してまずまずの結果だと思う。あえて言うなら、もうひとつ別のタイヤを選んでいたら状況はもう少し良かったかもしれない。それでもマシンも順調で気持ち良く走れたし、自分自身のミスもほとんどなかった。少しずつ前進していると思う。今後はどこで攻めるのか、どうやってタイヤをセーブするのかなど、作戦を立て実行していく時期に入るのだろう。去年までは何も考えていなかったから、楽しみでもある」

C.チェカ選手談:
「マシンが急に止まった。理由はわからない。悔しいけれどレースはそういうものだと思うしかない。それにトップ走行中に止まるよりはずっと良かったのだろう。とは言え今回は調子が良かったし、決勝もそのまま好調が続いていただけに残念。序盤はフロントのプッシュがあってコーナー進入で神経質になったが、タンクが軽くなってからはそれもなくなり、とても気分良く走っていたのだが……。今は次のレースに集中していくだけ。テストもあるから気持ちを切り替えていく」

M.ビアッジ選手談:
「バイクが20センチくらい前へ出てしまった。だからブレーキをかけて足を地面に下ろしたんだ。だから結果的には少しも得をしていないのだが、それをフライングと判断されたのなら、それはまったく妥当なものだと認めることができる。それよりもペナルティを表示するボードが多くの他のボードに囲まれて見えにくかったことが問題だ。それでずっと気づかず3周も走ってしまった。これはみんなも同意してくれると思う」

D.ブリビオ、マールボロ・ヤマハ・チーム監督談:
「今日は運がなかった。マックスのフライングについては我々も認めるし、抗議するつもりはない。しかしボードの提示の仕方には問題があると思う。もちろんチームのボードにも表示したが、ライダーは通常、最初の数ラップはほとんど見ないものだ。このことを説明したら主催者側もボードが見えにくかったことを認めてくれた。残念だが、今、我々にできることはここまでだ。マックスには本当に申し訳なかったと思っている。またチェカも不運だった。完ぺきなレースだったが、最終ラップに止まってしまったのは本人にとって大変悔しいことだったと思う。チェックの結果、電気系の小さなパーツの問題だということがわかった。2度とこういうことがないように十分注意する」


第3戦 スペインGP

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 バレンティーノ・ロッシ Repsol Honda Team Honda 46'51.843
2 加藤 大治郎 Fortuna Honda Gresini Honda +1.190
3 宇川 徹 Repsol Honda Team Honda +2.445
4 ロリス・カピロッシ West Honda Pons Honda +2.830
5 アレックス・バロス West Honda Pons Honda +4.117
6 阿部 典史 Antena3 Yamaha D'antin Yamaha +18.517
7 青木 宣篤 Proton Team KR ProtonKR +31.785
8 ケニー・ロバーツ Telefonica Movistar Suzuki Suzuki +33.876
9 セテ・ジベルノー Telefonica Movistar Suzuki Suzuki +38.762
10 原田 哲也 Pramac Honda Racing Team Honda +39.975
11 オリビエ・ジャック Gauloises Yamaha Tech 3 Yamaha +47.496
12 ユルゲンv.d.グルーベルグ Kanemoto Racing Honda +47.930
13 ジョン・ホプキンス Red Bull Yamaha WCM Yamaha +50.249
14 レジス・ラコーニ MS Aprilia Racing Aprilia +50.684
15 ギャリー・マッコイ Red Bull Yamaha WCM Yamaha +53.293
16 ジェレミー・マクウィリアムス Proton Team KR ProtonKR +54.171
17 中野 真矢 Gauloises Yamaha Tech 3 Yamaha +1'24.014

 



ポイントランキング
順位 ライダー マシン POINT
1 バレンティーノ・ロッシ Honda 70
2 宇川徹 Honda 41
3 加藤大治郎 Honda 39
4 ロリス・カピロッシ Honda 36
5 阿部典史 Yamaha 30
6 カルロス・チェカ Yamaha 27
250ccクラス | 125ccクラス

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